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虫歯予防は早期対応がカギ!
かつては、歯が痛くなってから歯科医院を訪れるのが一般的でしたが、近年、痛みが出る前に定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病の予防に力を入れる方が増えています。
特に歯周病や知覚過敏は、初期の段階では痛みがなく、気づかないケースも多々あります。そのため、気が付いた時には、かなり進行していた・・・というケースが少なくありません。
歯周病や虫歯の進行はとても早いことが多く、仮に、年に1回の定期健診を受けている場合でも、油断がなりません。自分の歯を守り、長く自分の歯で物を食べる環境を維持するには、普段からの心がけと日々のケアが大切です。
その積み重ねが将来のお口の健康に繋がります。
もう一度、予防歯科について、考えることをお勧めします。 -
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なぜ虫歯が発生するのか?
虫歯の主な原因として、口の中に居る常在菌の存在が指摘されています。
常在菌は、身体が健康な状態では問題なく人間と共存しますが、「糖分」と「歯質」と結びつくことで、虫歯を引き起こす原因となるとされています。
つまり、これらの原因を取り除けば、虫歯を防ぐことができるわけです。
しかし、糖分を完全に避けることは難しいため、日常的に虫歯のリスクを減らす工夫が必要です。また、口内が酸性に傾くと虫歯が進行しやすいとされています。
唾液は、虫歯予防に重要な役割を果たしますが、唾液の分泌が少ないと虫歯のリスクが高まるとされます。
例えば乳幼児や体調不良の際は、唾液の分泌が減少しやすい傾向にあります。その場合、口腔ケアがより重要になります。
虫歯はたんに歯だけでなく、からだ全体にも関わる問題であるため、早期の対処が求められます。 -
歯周病の予防と口臭対策
歯周病の兆候
- 歯を磨くと出血が見られる・歯と歯茎の境目が赤く腫れている
- 歯茎から膿が出る
- 口臭が気になる
- 唾液がネバネバするように感じる
- 朝起きた時に口の中が不快
- 食べ物を噛むと痛みがあり、時々血が出る
- 歯がぐらつく
- 以前と比べ、噛み合わせに変化を感じる
- 食べ物が歯と歯の間に頻繁に挟まる
- もう1年以上、歯医者に行っていいない
これらが、少しでも気になるようでしたら、ぜひ、お近くの歯医者さんに相談しましょう。
歯周病のサインで気になる方へのご提案 歯周病が気になる方へ
「年を取ると歯が抜けて、入れ歯を作るものだ」と思っていませんか?
実際には、年齢に関係なく健康な歯を保つことが可能です。
日本人は、成人の約80%が、何らかの歯茎の問題を抱えていると言われています。
しかし、歯周病は痛みの自覚がないまま進行することが多いため、歯が抜け落ちるまで気づかないこともよくあります。
歯周病は、歯に付着したプラークや歯石が歯肉下に広がり、細菌が炎症を引き起こし、最終的に歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。手遅れになる前、痛みが現れる前に対応することが重要です。
歯周病の改善には、病気の源であるポケット内の清掃が必要です。
歯ブラシだけでは届かない部分があるため、歯科医院で専門的な治療をすることをお勧めします。
日頃からの予防、早期発見、そして早期治療がポイントになります。
日頃の心がけ一つで、健康な歯と歯茎を維持し、いつまでも自分の歯で楽しい食事を楽しむことができます。